美術
事象を見つめる「目」、表現する「手」を養う

エントランスにある室谷早先生の胸像。室谷先生はもと美術の先生で、理事長も務められた方です。「学園中興の母」と呼ばれ、現横浜美術大学の開学にも多大な貢献をされました。先生の胸像の台座にはギリシャ語で次の言葉が刻まれています。
「O MEN BIO∑ BPAXY∑ H ΔE TEXNH MAKPA」
(芸術は長く人生は短い)
学問・芸術の道は長く遠く、人の一生をかけても、それを極めることは難しい。だから、学問・芸術を志すものは時間を無駄にしてはいけない。寸陰を惜しんで精進すべきであるという教訓だと私たちは考えています。
芸術は人生を豊かにするすばらしいものです。その考え方のもと、美術を愛する人たちのために美術大学が創られ、高校には美術コースが作られたのです。そのために、校内にはつねに芸術を大切にする空気が広がり、生徒たちの情操を豊かに育てています。
発想する力を大切にし、楽しく学べる工夫を

中学・高校を通じて大切にしていることは、生徒の事象を見つめる「目」、そして、作り出し表現する「手」を育てるということです。そうした真の創造性を一人ひとりの内に育成するために、カリキュラムを配慮してあります。そして、校内のいたるところに在校生や卒業生の作品を展示し、常に美術に触れる環境づくりを心がけています。
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高校からの美術コースでは、感性や技術を磨くことはもちろん、幅広く知識と素養を身につけられるような授業を行っています。そして、高学年では、プレゼンテーションの実施、作品品評会を取り入れた美術系大学への進路指導を意識した授業が行われています。
中学生
週の授業時間数は、中学1年生2時間、2年生と3年生が1時間。特別授業数は多くはありませんが、芸大などを目指す高校生を教える先生方が丁寧に教えます。
もちろん美術が苦手な生徒、あまり好きでない生徒たちでも大丈夫です。きっと好きになりますから。
高校生 (高校生から、美術コース・特進コース・進学コースに分かれます。)
〔1年生〕全コース共通の「美術Ⅰ」の他に「造形基礎」「美術概論」で確実な造形力を身につけていく。
| 美術Ⅰ | 学年共通 | 2単位 (特進1単位) |
素描・絵画・デザインや立体造形など、美術を幅広く、楽しく学びます。 |
|---|---|---|---|
| 造形基礎 | 美術コースのみ | 2単位 | 美術Ⅰを基本に、造形的な考え方を絵画やデザインの実技を通して学んでいきます。 |
| 美術概論 | 美術コースのみ | 1単位 | 鑑賞を中心として美術史を、また美術を理解するのに必要なさまざまなことを学びます。 |
〔2年生〕全コース共通の「美術Ⅱ」の他に「アート」と「デザイン」から一つ選択。
| 美術Ⅱ | 学年共通 | 2単位 (特進1単位) |
美術Ⅰをさらに深く学び、美術を愛する精神を育んでいきます。 |
|---|---|---|---|
| アート① | 美術コースのみ | 4単位 | 絵画や彫刻の基本を、油絵・日本画・塑像の実習を通して学ぶ。また、美術史を学ぶ。 |
| デザイン① | 美術コースのみ | 4単位 | 平面・立体・CGなど、様々な分野のデザイン課題に取り組み、自分の興味、関心の方向性を探る。 |
〔3年生〕「アート」と「デザイン」から一つ選択し、個別指導を中心に専門的な表現能力を身につけます。自由選択として週2時間、素描を学ぶことができます。
| アート② | 美術コースのみ | 4単位 | アート①を発展させ、個別指導を中心に、各個人レベルに合わせた内容を設定し、受験を意識した課題も取り入れます。 |
|---|---|---|---|
| デザイン② | 美術コースのみ | 4単位 | 各自専門分野を絞り込み、自分の表現の生活に活かします。また、美大受験を意識した課題も取り入れます。 |
| 素描 | 自由選択 | 2単位 | アート系・デザイン系の志望に合わせた内容の課題を用意し、デッサンの表現力を高めていきます。 |
- 高二・高三になる時に進学コースに移動することができます。 また、美術コース以外から美術コースへ移動することも可能です。
- 美術コースの英語・国語は、美術系4大および文系大学への進学も考慮して文系に近い時間数を確保してあります。
- 美術コースでは、美術系大学などから特別講師をお招きして年に数回特別講座をおこなっています。
- 生徒の造形能力の強化を目指して、自由参加でデッサン教室を開いています。
- 校内の春期講習・夏期講習時にデッサン(木炭・鉛筆)の講座を開いています。
- 美術科教諭は、現在、専任3名、非常勤講師2名です。
横浜美術大学
横浜美術大学(横浜市青葉区)は、同じ学校法人内に併設された大学です。
成績、出席状況などで一定の基準を満たせば、入学を希望する場合、推薦を受けることができます。
高校・大学連携授業

横浜美術大学をはじめ複数の美術大学から先生をお招きして、美術コースの生徒のために特別授業を行ないます。右は東京造形大学 田窪先生による高一対象の授業「コントランスの話」の模様。

