家庭

創立者の心意気を受け継いだ、自立した女性を育てる授業

創立者の三角錫子が、大正デモクラシーの中で、女性の家事労働の負担を軽減するために家事の「動線」の無駄を省き、今で言うダイニングキッチンを考えていった心意気を受け継いで授業がおこなわれていきます。
食を通して(食育)、家・住まいを通して(住育)、衣服を通して(服育)人生について考え生きる力をはぐくみ、人生をより豊かなものにしていきます。

豊かな生活のための「食」

中学1年生では豊かな食生活を送る工夫を考え、生活力を身につけていくために「食生活を自分の手で」「豊かに、楽しく食べる」といったテーマで授業をおこないます。
栄養や味付けなどに関して学ぶ中で、実習では、「違いの分かる人に!」というテーマで、水・塩などの味の違いを感じながらおにぎりを握り食べる実習などがおこなわれます。

また、高校2年生では「暮らしの中の食」と題して、たくさんの調理実習を行い、栄養・各食品の性質、選び方、扱い方、調理法を学んでいきます。また、社会人として身につけてほしい食事のマナーについても学びます。そういった学習の中で、現代の食生活の問題点、各自の食生活のあり方を見直し、健康的な食生活が送れるように学習していきます。

自分らしく、適切な「衣」

中学2年生では「自分らしく清潔に着る」というテーマで、衣服の材料や手入れの仕方などを学びます。実際にイージーパンツの製作をおこない「繊維や布地の性質」を学び、自分らしい衣服とその着こなしについて考えていきます。
高校1年生になると衣服についてより深く調べ、考えていき、日常生活で適切な着衣ができるようになることをめざしていきます。
実習では、一人一台のミシンを使い浴衣の製作をおこなう。普段接することの少なくなってきた和服の製作を通し、洋服・和服のそれぞれの特徴を学んでいく。そして、高校二年のセンスアップ講座で着付けの先生方の指導により浴衣を着付け、和装での立ち居振る舞いも学習します。

気持ちよく暮らすための「住」

中学3年生では「快適に住まう」「私達の消費生活」というテーマで地域、環境のことなどを考えながら気持ちよく暮らす方法を考えます。
地域によって特有な住まいや住まいの工夫、住まいの働きと役割などを学び、各自が理想とする間取りを実際に設計してみます。

人生を豊かにする「家族や社会」

人生を豊かにしていくためにも大切な家族や地域社会についても色々な角度から学習をしていきます。
中学1年生で、最初に家庭の働きや地域社会について学び、その中で、各自ができる役割について考えていきます。
中学2年生では、幼児について「幼児の成長」「幼児と遊び」を学び、生活環境が幼児にとって大きな影響力をもつことを理解します。簡単な幼児のおやつや子どものおもちゃ、ポップアップカードなども実習で作ってみます。
中学3年生では、「消費」「環境」といったことから地域社会についてより深く考えていき、「エコクッキング」の挑戦をします。
高校1年生では、ライフステージの最終章としての高齢者の問題、高校二年生では、妊娠・出産、胎児・乳幼児などのことを学ぶ中で、命の尊さを考え、子どもを産む女性の性について理解し自分自身をみつめ直す。

なお、中学3年生では、中学の総まとめとして、生活をよりよくする取り組みを行い、「卒業レポート」を作成します。